みんなで作ろう! 探鳥会と栃木県支部

支部報『おおるり』2023年3・4月号 巻頭言

手塚 功

探鳥会の楽しみ方は、鳥を見ること、鳥の知識を得ること、写真を撮ること、感動を他の人と共有すること、いろんな人と交流することなど人それぞれかと思います。

 

探鳥会を支えるリーダーさん

その探鳥会に私たちが気持ちよく参加できるのは、探鳥会を担当してくれているリーダーさんのおかげです。本当にありがとうございます。

しかし、その人数は高齢化などの理由から徐々に減少しており、それに伴い探鳥会の開催場所や開催数も減ってきています。一方、ビギナー探鳥会の開催などにより入会者数や会員数は増加の傾向にあり、探鳥会の参加者数も増えつつあるため、それに対応できるよう新たなリーダーさんが必要な状況にあります。

リーダーには一定の責任は生じますが、自身の担当する探鳥会で、参加者が喜び楽しんでくれることって、担当としては最高に嬉しいものです。なので、私は通常の探鳥会も好きですし、その極みであるビギナー探鳥会がとても楽しくて仕方がありません。

多くの会員さんは、リーダーについて、「自分は鳥の知識がないから無理!」と思っている方が多いかもしれません。しかし私は、鳥の知識はそこまで重要ではなく、それよりは参加者が気持ちよく参加し楽しんでもらえるための気配りやおもてなしの気持ちが大切だと考えています。

これから少しずつでも、リーダーとして探鳥会のお手伝いをしたいという方が出てくればいいなと思っています。

 

新しいことはワクワクする!

先ほど「探鳥会の開催場所が減っている」と書きましたが、先日あるリーダーさんに新たな探鳥地「蔓巻公園」を教えていただいたので、そこで今年の秋にビギナー探鳥会を開催することにしました。

また、昨年12月にはビギナー探鳥会のお手伝いをしてくださる会員さんの募集を開始し、この春にはリーダーになってみたいという方向けに「新規探鳥会リーダー講座」をスタートさせます。こういった試みが、必ずしも成功するとは限りませんが、新しい試みがよりいい方向に進むようにするにはどうすればいいかと考えるだけでも心がワクワクします。

 

それぞれができることを!

私は、鳥や自然が好きという、同じ思いの人たちが集まっている野鳥の会が大好きです。

探鳥会では、リーダーでなくても、車が来た時に声がけしたり、初めての方に話しかけたりなどのサポートってとても助かります。新規探鳥地の情報もありがたいです。

探鳥会をはじめとする支部活動は、リーダーさんや多くの会員さんの協力で成り立っています。これからも、それぞれができる範囲で関わり、楽しい探鳥会を作りながら、支部の活動がより活発になっていくことを願っています。