概要 活動日誌( 2024年 23  22  21  20  19  18  17  16  15  14  13  12  2011年以前 )

みずほの里山再生プロジェクト(活動日誌 2022)

2022/12/18

枯草刈り後
枯草刈り後

濃霧の中で作業を開始し、観察路の落ち葉を脇へ寄せ終わるころに霧が晴れて日が差してきた。人数が揃ったところで、来週の落ち葉さらいに向けて休憩場所の西側の林で笹とツル草を刈り取り、集積場所へ積み上げた。同時に林床の枯枝も集めて整理し次週の準備を終えた。休憩を挟んで水路脇へ移動し、9月にワタラセツリフネソウを観察した場所で枯草等を刈り取った。刈り払い機を使えないコンクリートの水路脇の草と囲いのロープに掛かったツル草を刈り取り、立ち枯れたオオブタクサは抜き取ってフェンス脇の窪地へ放置した。作業後は周辺一帯が気持ちよく見渡せるようになった。

 

2022/11/20

切り倒した立ち枯れ木
切り倒した立ち枯れ木

林の南側に隣接して太陽光パネルが設置され、林の一部も刈り払われたことから、植生回復と実を食べることを目指して東側入り口付近にあった桑の幼木を掘り起こして当該部へ移植した。その後、観察路に落ちたクリのイガと落ち葉を熊手を使って両脇へ移動して歩き易くするとともに笹刈りを行った。併せて安全確保のため立枯れ木と掛かり木を3本切り倒して整理した。容易に剝がれた樹皮の下にはオオスズメバチの新女王が越冬中であり、わずかに動き始めたのでそっと皮をかぶせて元に戻しておいた。最後に丸太のベンチを2個追加設置して終了した。

 

2022/10/16

丸太運び
丸太運び

本日は先月観察した水路脇のワタラセツリフネソウの様子を確認してから里山整備を実施した。ワタラセツリフネソウの花はほぼ終わり、種の入った莢は膨らんでいて熟したものは触れると種をはじける程になっていた。全員で莢に触れて種がはじける様子を観察した。その後、林へ戻り休憩を挟みながらつる草を刈り、埋もれた丸太をトングでつかんで観察路脇に運んで境界にした。枯れ枝は刈り取ったツル草と共にブルーシートに載せて集積場所へ積み上げた。本日の作業でツル草はほぼ取り除くことができ、埋もれていた不要な丸太の残りがほぼ見えてきた。楽しみにしていたシイタケは雨が少なかったことからかまだ発生していなかった。

2022/9/18

看板周辺の草刈完了
看板周辺の草刈完了

集合時は小雨模様であったが、次週に予定されているワタラセツリフネソウの観察に向けて、自生地と連絡通路の草刈りを実施した。前回の草刈りから3か月が経過し、開花したワタラセツリフネソウの花を覆うようにツル草が生い茂り、説明の看板が半分見えなくなっていた。水路に板を渡して両側から大きな葉のアレチウリとカナムグラ、そして大人の背丈を超えるオオブタクサを刈り取りフェンス沿いの窪地へ積み上げた。1時間半ほどの作業で看板周辺が歩きやすくなったので、ワタラセツリフネソウとツリフネソウの花の違いを観察した。戻る途中でツル草が足に絡まないように通路の草を刈り取った。休憩後、先月に引き続き林内のつる草刈りと丸太運びを実施していたところ、急に強い雨が降り出したため、いつもより早目に切り上げて終了した。

 

2022/8/21

ロープワーク:自分の足を縛る
ロープワーク:自分の足を縛る

先月と同様に作業は前半のみとして後半はロープワーク講習会を実施した。林床の枯れ枝を集めて先月準備した集積場所へ運び、丸太は運べる長さにチェーンソーで玉切りしトングで吊り上げて集積場所へ移動した。太い丸太の無くなった範囲の笹を刈りブルーシートに載せて落ち葉の集積場所へ積み上げた。つる草の下には切り倒された丸太や枝が残っているが、ほぼ半分の範囲が歩けるようになった。後半は予定通り2019年以来の「ロープワーク講習会」を里山メンバーが講師となって実施した。ほとんどのメンバーが忘れているため前回と同様に「本結び」「ふた結び」を復習し、「もやい結び」では人命救助に使えるように、自分の体を縛る練習をした。

 

2022/7/17

樹木観察会:実際に木の前で解説を聞く
樹木観察会:実際に木の前で解説を聞く

7,8月は暑さ対策のため活動時間を8-11時とし、作業は前半のみとして後半は樹木観察会を実施した。まず手始めに丸太のベンチ用に準備した縦に2分割した丸太2本を4人で担ぎ休憩場所のベンチの上に移動し、虫が入らないように皮むきをした。並行して林内に放置された倒木を運べる長さにチェーンソーで玉切りして観察路沿いに並べ、歩き易くなった範囲の笹を刈り取った。同時に太い丸太を転がして移動させ、少し土に埋めて笹などの集積場所の囲いを設置した。休憩後、講師として招いた森林インストラクターが準備したテキストを基に樹木の分類や葉の作りやつきかたの説明を受けてから、実際に周辺の樹木を見ながら解説頂いた。テキストには14種類の樹木の特徴が記載されている。最後にシイタケのホダ木の天地替えをして本日の活動を終了した。

 

2022/6/19

多くの参加者がありました
多くの参加者がありました

今月は宇都宮大学の学生をはじめ一般参加者が10名を数え、参加者の半数を超えた。バス利用者は到着が遅れることから、休憩場所のある林で朽ち木の運搬や根元に傷の入った生木を伐倒し、丸太のベンチの枕木の支持スパンを広げた。同時に、ビニールを張って作った池に棲むヤゴに興味を示す参加者が集まり、自然発生的ヤンマとイトトンボのヤゴの観察会が行われていた。全員がそろったところで自己紹介をしてから、ワタラセツリフネソウが自生する水路脇へ移動し、水路に板を渡してから作業を開始した。ワタラセツリフネソウを残して草刈りできるようカナムグラとオオブタクサの葉の形を知ってもらってから全員で草を刈り、一時間弱で設置していた看板と水路が見える程見通しが良くなった。

 

2022/5/15

完成した竹のベンチ2台
完成した竹のベンチ2台

先月に引き続き全員で幹線道路沿いの林へ移動し、林内を歩行し易いように落下した小枝を集めるとともに笹を刈って窪地へ積み上げる作業を続けた。終了後、「みずほの自然探検隊」の子どもたちが鋸を使う練習用に倒木2本を休憩場所のある林まで運んだ。休憩後、二手に分かれて竹のベンチ製作と数年前に倒れたアカマツの玉切り材を整理した。竹のベンチは2台完成し、1台は熊手などの道具置き場として目立たないところへブルーシートを掛けて設置した。他の1台は参加者の荷物置き場に利用する。アカマツの玉切り材は必要に応じて更に切断し観察路の脇にまとめて整理した。

 

2022/4/17

笹刈り                
笹刈り                

全員で幹線道路沿いの林へ移動し、掛かり木の周囲にロープを張って入り込まないようにしてから、林内の倒木整理と笹刈りそして法面のごみを回収した。いずれ生き物の棲み処になる風倒木はチェーンソーで玉切りにして一か所へ並べ、刈り取った笹は窪地へ積み上げる作業を続けた。法面のごみを回収したところ、昨年12月に不法投棄防止の看板を設置したにもかかわらず45Lゴミ袋でペットボトル2袋、ビン缶等のごみが1袋もあった。その後、休憩場所のある林へ戻り、シイタケを収穫してコンロで焼きながら周囲の林床整備と竹のベンチ1台の最終組み立てを実施した。

 

2022/3/20

花が咲き始めたウグイスカグラ(3月24日撮影)
花が咲き始めたウグイスカグラ(3月24日撮影)

新型コロナウィルス感染拡大防止のため、先月に続き3月も活動は中止となりました。

今回は林の中で咲き始めたウグイスカグラの写真を掲載します。

2022/2/20

西側入り口付近にある看板
西側入り口付近にある看板

新型コロナウィルス感染拡大防止のため、2月の活動は中止となりました。林の南面の様子は先月と比べて変化が無いため、今回は昼頃に撮影した林入り口の看板の写真を掲載します。

2022/1/16

枯れ枝運び
枯れ枝運び

焚火の準備をしてから作業を開始した。来月エコクラブが行う落ち葉さらいの準備作業として、東側の林で枯れ枝拾い、丸太運び、笹刈りそして観察路の落ち葉さらいを実施した。並行して数名で竹のベンチ作りの準備を開始した。枯れ枝は焚き付け用に、丸太は生き物の棲み処用に各々積み上げ、刈り取った笹は落ち葉の集積場所へ積み上げた。林床の障害物がほとんどなくなりとても歩き易くなり、観察路もきれいになった。ベンチ用の竹は必要な長さに切ったり、鉈を使って縦に半割りにするなどして部品を準備した。休憩時間を挟みながらこれらの作業を進め、立ち枯れたエゴノキを3本倒して作業を終了し、焼きあがった甘いサツマイモを食べてから、焚火の消火を確認して解散した。